2023年11月27日月曜日

ITリテラシーについて 02-01 レッスン09

 アナログ思考を捨てましょう

 紙の情報は安心感があります。1000年以上前の情報を現在でも見られるわけですから。ただ、内容を読み取れるかどうかは別問題として。

 デジタルの情報は、再現性に不安があります。Windows以前のOSで動いていたコンピュータのデータはほとんど再現出来ないでしょう。Windows以降でもたくさんのソフトウェアが開発され消えていきました。消えたソフトウェアのデータを今見ることは困難でしょう。

 現在活用されているデジタルデータも30年後や50年後に再現出来るかどうか保証はありません。業務で使っている場合は、将来再現出来ないといろいろ支障が出ることもあるでしょう。だから、紙に印刷しての保存は有効です。

 ただ、デジタルデータもシンプルな形式で保存しておけば再現する可能性は高くなります。

  • 文章なら、テキストファイル、HTMLファイル
  • 数値なら、csvファイル
  • 画像なら、jpgファイル
 といったふうに。
 これらのファイル形式なら将来も開けるソフトウェアがたくさんあります。

 ひとつのソフトウェアが独自の保存形式のファイルで保存した場合、再現性は低くなりますので、並行して上記ファイルでも保存しておけば、将来も再現出来る可能性が高くなります。


 PCの出始めは高価で庶民は購入出来ませんでした。PCに比べると安いワープロ専用機が売れました。ワープロ専用機で作成した文章は元々印刷する目的でしたが、時代がPCになるとワープロのデータをPCに移行する需要が生まれました。ワープロ専用機のデータ形式はそれぞれ独自のものでしたので、機種に依っては変換出来ないものもあり、データはデジタルなのに次に活かせないというストレスが生じたことを覚えています。

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