2023年11月24日金曜日

ITリテラシーについて 02-01 レッスン08

アナログ思考を捨てましょう

 紙を意識するとページに縛られます。文書を作成するとき、A4用紙などを意識してしまいます。用紙の大きさを固定すると情報量に関係がないため無駄な余白が生じます。また、書ききれない項目が生じます。

HTML文書

 私は、デジタル社会になって、文章はHTML文書に移行すると想像していましたが、未だに紙の概念での文章がほとんどです。
 HTML文書とは、HyperText Markup Languageの略で、Webブラウザで表示するためのテキストファイルです。HTML文書は画像や動画をリンクすることが出来ます。
 作成するには、ホームページビルダーやHTMLエディタのBlueGriffonやKompoZerなどを使います。

 例えば、業務日誌の場合、入力はPCでも印刷して紙で保存してしまうと情報が生かされません。紙に印刷してしまうと検索も出来ないし、保存場所も必要です。また、大きさが制限されているとその枠内に入力しなければならない意識が生まれて情報が少なくなります。
 業務日誌をHTML文書で作成すれば、画像や動画も挿入できますし、1ヶ月毎のHTML文書と画像や動画をひとつのフォルダに保存して印刷しなければ、物理的な保存場所が不要ですし、何より検索が可能です。

  • A社さんへ前回訪問した日時を調べるとか、訪問内容が具体的にどうだったとかをキーワードで素早く検索出来ます。
  • 内容も画像や動画があれば本人はより鮮明に思い出せるでしょうし、他の人が見ても分かりやすくなります。
  • テキストファイルですから、検索アプリのgrepを使った複数ファイルを一括で複雑な検索条件で検索することも出来ます。
  • 同じような内容を入力する場合、過去の内容をコピー&ペーストすることで作成効率も上がります。
  • そのフォルダにアクセス権を指定しておけば限られた人しか開けません。
 結局、ITで労働生産性をあげようとすると、新しい道具と新しい運用方法に移行しなければならないわけです。それはトップダウンで強制的に行うしか実現出来ません。

 

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