2023年11月9日木曜日

ITリテラシーについて 01-02

 デジタル情報の正しい運用例

 PCに入力したデータの照合を、一旦プリントアウトして、入力元と入力したデータを人が目で照合する光景を今でもよく見ます。

 例えば、納品書を入力し、そのデータをプリントアウトして他の人が納品書と照合して入力間違いがないか確認するという作業です。照合は、PCが得意とする作業ですから、PCにさせることで作業効率が上がります。

 1985年頃に勤めていた会社は、30店舗から本部へ納品書が集められ本部で集中して処理していました。入力者を派遣で雇い、1日300枚前後の納品書を入力を2回入力します。1回目と2回目の照合はコンピュータが行い、間違いがあればエラーを表示して修正するという流れでした。
 「人が目で照合する」のと「同じものを2回入力する」作業時間を比較すればどちらが効率が良いか明白です。後者では、プリントする費用もかかりません。

 このように、運用方法を間違って、PCの導入前より効率が悪くなったと勘違いした会社がどれだけあったでしょう。そうして、IT機器やIT知識に投資しない悪循環が生まれました。

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