2023年11月7日火曜日

ITリテラシーについて 01

 ITとは

 ITは、Information Technology の略称です。これは、コンピュータが発明され、情報を機械が処理出来るようになったことを意味します。

 デジタル情報は、従来のアナログ情報とどう違うのでしょう。

  1. デジタル情報の本質は、コンピュータによる計算、検索、置換、照合等が可能なものです。
  2. デジタル情報は、複製しても劣化しません。
    そのため、情報の使い回しが可能です。
  3. デジタル情報は、複製する時間がアナログ情報とは比較にならない早さです。
    情報の共有やバックアップがアナログ情報と比べ物になりません。
  4. デジタル情報は、場所を取りません。
    膨大な情報も、いまや爪ほどのMicroSDメモリに保存出来てしまいます。
  5. デジタル情報は、加工が容易です。
    紙はハサミと糊を使って切り貼りしますが、デジタル情報はアプリで行います。
  6. デジタル情報は、入力する大きさの制限がほぼありません。
    紙の情報は、A4、A3等制限がありますが、デジタル情報は制限がありません。
    デジタルマップは、地球上の全ての場所が一つに繋がっています。
  7. デジタル情報は、自分が見やすいサイズに変更できます。
    紙の情報は、文字サイズや画像の大きさを変更出来ませんが、デジタルなら見やすい大きさに変更出来ます。
  8. デジタル情報は、早く多く安く世界中に飛ばすことが出来ます。
    アナログな情報はFAXや郵送で送ります。

 アナログ情報からデジタル情報に変換する作業、またはその逆の変換作業に労力と費用がかかります。アナログデータを手入力したり、スキャナーで読み取る作業、デジタル情報タを紙に印刷する作業等です。

 そのため、労働生産性を上げるためには、入力から出力までデジタル情報のみを取り扱い、アナログ情報を使わない必要があります。一言で言えば、徹頭徹尾ペー パーレス。

 日本の場合、先にワープロが流行りました。そうして、パソコンを使うようになってもワープロとして使う方がほとんどでしたし、今も大勢います。ワープロとパソコンでは、道具としての役割が異なります。ワープロは、活字印刷機であり紙に印刷することが目的の機器です。パソコンは、情報処理機です。デジタル思考を身に着けて、パソコンを情報処理機と して活用出来ないと労働生産性は上がりません。

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