動画編集ソフトは、cyberlink PowerDirector 11 を使いました。
結論からいうと、YouTubeでTHETAの360度動画を再生するのは、YouTube提供の 360 Video Metadata アプリを使えば、簡単でした。ただ、やり方によっては不都合があったり、画質の劣化が大きくなりました。
今回、cyberlink PowerDirector 11で4通りの方法を行ってみました。なお、サンプル動画のビーナスブリッジは間違いで、正しくはパールブリッジです。
- THETA動画を編集して、MPEG-4 1920X1080/30p(13Mbps) で出力。360 Video Metadata アプリを実行。
結果、天地に黒い丸が表示されています。
- THETA動画(1920X960) を 1920X1080 に変更後編集。MPEG-4 1920X1080/30p(13Mbps) で出力。360 Video Metadata アプリを実行。
結果、黒い丸はなくなったが、画質の劣化が大きい。
- THETA動画(1920X960) を 1920X1080 に変更後編集し、MPEG-4 1920X960/30p(13Mbps) で出力。360 Video Metadata アプリを実行。
結果、上記、1,2に比べると良い。
- 360 Video Metadata アプリを実行すると変換されて画質が劣化するようなので、3と同じものを素のままでYouTubeにアップしてみた。
結果、360度動画にならない。
以上の結果から、3の手順を残しておきます。方法は、下記URLの通りです。
http://forum.cyberlink.com/forum/posts/list/45366.page
THETA動画(1920X960) を 1920X1080 に変更後編集し、MPEG-4 1920X960/30p(13Mbps) で出力する方法。(PowerDirector 11)
手順1.動画を16:9にストレッチした後、編集します。
- PowerDirector に編集するTHETA動画をインポートします。
- タイムラインにドラッグ&ドロップします。
- 右クリックして、[クリップの属性] > [縦横比] > [4:3でも16:9でもない] > [クリップを16:9縦横比にストレッチする。] を選択します。(下図参照)
- テロップを入れたり、モザイクをかけたり、好きなように編集します。
- プロジェクト名を付けて保存します。
手順2.出力時に一工夫必要です。画像で説明します。
- 音声は変更せず、このまま、[OK}で新しいプロファイルを作成します。
- 一旦、PowerDirectorを終了します。
手順3.プロファイルをテキストエディタで編集します。
- 下記フォルダを開きます。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\CyberLink\PowerDirector\11.0 - 下記ファイルをテキストエディタ(メモ帳等)で開きます。
Profile.ini - "Video Height"を960に修正します。
- 上書き保存します。
& <Class>MPEG-4 AVC <Name>THETA <Description> THETA出力用 <Output FileName> <DescID>11920 <NameID>11921 <Group>2 <File Format Class>11 <Video Format Class>8 <Audio Format Class>10 <Stream Flag>3 <Field Order>0 <Attribute>40083 <Video BitRate>13000000 <Min BitRate>6500000 <Max BitRate>13500000 <Video Quality>0 <Video Width>1920 <Video Height>960 <Frame Rate>15.000000 <Profile Level>65357 <Pattern>IBPBPBPBPBPBPBPBPBPBPBPBPBPBP <Pre Processing>0 <Resize>1 <Flip Video>0 <Speed Quality Indicator>6 <Interlacing>0 <Encoder Mode>0 <App Type>2 <Dynamic GOP>0 <Deblock>1 <EntryMode>1 <Encoder Type>32 <Audio Layer>2 <Audio Mode>2 <Audio BitRate>384000 <Audio Channels>2 <Audio SamplesPerSec>1 <Audio BitsPerSample>1 <Misc>0 <SamplesPerFrame>0 && |
手順4.作成したカスタムプロファイルで出力します。
- PowerDirector を起動します。
- 保存したプロジェクトファイルを開きます。
- 出力時に、カスタムファイルを選択します。
- 出力します。
以上です。
なお、PowerDirectorで編集後の動画は、THETAアプリでの再生は不可でした。
なお、PowerDirectorで編集後の動画は、THETAアプリでの再生は不可でした。
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