2012年12月10日月曜日

DVDラベルの作成 LightScribe

昔はCD-RやDVD-Rをよく焼いたものですが、数年前からデータはハードディスクとオンラインストレージに保存することに統一してほとんど焼くことがなくなりました。
今回久しぶりに人にDVD-Rを渡す機会が出来、ラベルをマイナーなLightScribeで作ってみました。これは別途プリンタを用意しなくてもラベルが印刷出来るという優れものです。

LightScribe について

LightScribe は、ディスクに直接ラベルをレーザー エッチングするディスク ラベル テクノロジで、プロ並みのディスクを簡単に作成できます。 ディスクにデータを書き込み、ディスクを裏返してから、ディスクにラベルを印刷します。データの書き込みに使用したドライブでラベルの印刷も行います。
LightScribe ラベル システムは、インクのにじみ、紙のカール、べとべとした接着剤など、これまでの問題を一掃します。
LightScribe ラベルを作成するには、次のものが必要です。

  • LightScribe 対応の DVD ドライブ
  • LightScribe 対応のディスク ラベル作成ソフトウェア。
  • LightScribe システム ソフトウェア。
  • LightScribe CD または DVD

※LightScribeの公式ホームページはこちら。LightScribe のデモはこちら
デメリットとしては、下記の3点でしょうか。
  • 専用のメディア(CD-R、DVD-R)が普通のに比べて高い。
  • モノクロ
  • 書き込みに時間がかかる。
このデメリットのせいでしょうか、日本ではほとんど普及せず、メディアの販売がほぼ終わっている状況になっているのは残念です。

前置きが長くなりました。久しぶりに使ってみてすんなり出来なかったので備忘録として記録します。

PCは、HP xw4550 Workstationで、購入時からLightScribe 対応の DVD ドライブとソフトウェア一式が揃っており、Windows XPの状況では何ら問題なく使えておりました。1年ほど前にWindows 7に変えて初めて使おうと思ったものの簡単にはいきませんでした。

まずは、PC付属のソフト「Roxio Creator Business DVD」が使えなかった経緯です。

PC付属のソフト「Roxio Creator Business DVD」をインストールし、LightScribe 対応のディスク ラベル作成ソフトウェアである「Roxio Express Labeler」でラベルを作るも、印刷の中にLightScribeがありませんでした。
そこで、LightScribe システム ソフトウェア「LIGHTSCRIBE SYSTEM SOFTWARE (LSS)」をここからダウンロードしてインストールすると、Roxio Express LabelerがLightScribeに対応しました。


しかし、対応ディスクを入れても「ドライブ内にLightScribeディスクが見つかりません。LightScribeディスクを挿入してください。」とエラーメッセージが表示されるばかり。


それで、Windows Virtual PCのWindows XP Modeで使おうとしましたが、Roxio Creator Business DVDのインストールが出来ませんでした。

ここで、Roxio Creator Business DVDを使うことは諦めました。

次に、LightScribe 対応のディスク ラベル作成ソフトウェアを探しました。

LIGHTSCRIBE SIMPLE LABELERは、タイトルとサブタイトルしか書けないソフトでしたが、一応これが使えました。

次に、もっと良いラベル作成ソフトがないか探した所、Nero CoverDesignerが無料とあるのでダウンロードしてみました。使ってみてさあ書き込もうとしたら、出来ません。ヘルプを読むと、「この機能は Nero 12 がインストールされている場合にのみ利用できます。」とあります。残念。

Nero 12より安いNero Burn Express 2 ダウンロード版 3,980円もLightScribeに対応しているので買うならこちらの方かな。

CyberLink LabelPrint 2.5 1,980円は、画像は挿入できますがが思い通りに配置出来ませんでした。

結果としてソフトは LightScribe Template Labeler を使うことにしました。

このソフトはテンプレートしか使えず文字や画像の配置が自由に出来ない不自由さがありますが、テンプレートを選んで画像や文字を挿入すれば気軽にラベルが作れます。画像を拡大すれば位置の移動も出来ますし、良い感じのソフトです。

テンプレートは、下記の15あります。


実際に作業してみました。まずは、文字だけのラベルを作りました。テンプレートは上記の左から2つ目上から4つ目のものを使いました。



印刷オプションによると、予測印刷時間が5分とあります。これだけの文字だけで5分は長く感じます。

次に写真を挿入してみました。テンプレートは、左から3つ目上から4つ目のものを使いました。



これだと予測印刷時間は22分ですから結構かかります。

私にとって、LightScribeでのラベル印刷は、印刷時間やモノクロなどのデメリット以上に、プリンタを使わなくて良い気楽さと出来上がりの高級感のメリットの方が多いわけです。

ただ、LightScribe対応ディスクの販売がいつまで続くかわかりません。CD-Rにいたってはオークションでしか手に入らなくなっています。ebayには数多くあるので米国などではまだ普及しているような気がします。ebayやamazonからの日本向け発送は難しいですが、いよいよとなればそこで購入せざるえないでしょう。

国内での販売先は、ここを見つけました。50枚で2,980円、送料を入れればもう少し高くなります。通常のDVD-Rが送料込みで1,000円~1,500円であることを考えると3~4倍ほど割高になります。

0 件のコメント:

コメントを投稿